人事・労務・安全衛生の労働実務相談Q&A

NEW2020.03.28

夫亡くなり年金どうなる 65歳以上の妻が残され

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  • 厚生年金保険法
Q

 中間管理職から、年金の相談を受けました。70歳代の父親が亡くなり、残された母親と同居するかもしれないということです。「母親は、現在、老齢基礎年金を受給中ですが、父親の分の年金の上乗せがあるのでしょうか」という質問です。年齢が高くても、別段問題ないと思うのですが、いかがでしょうか。【広島・B社】

A

 高年齢者の夫婦(健常者)は、それぞれの老齢基礎年金・厚生年金を主たる収入源とします。しかし、どちらかの年金(通常は夫)が、その大部分を占めます。こうした場合、残された方の生活が不安定になります。

 ですから、当然、遺族年金の請求という問題が生じます。ご質問の中間管理職の方も含め、お子さんはすでに中年に達しているという前提で考えてみましょう。…

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2020.03.16

配偶者は「第3号」か 70歳まで雇用継続

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  • 厚生年金保険法
Q

 雇用年齢を今後、段階的に70歳まで引き上げていきたいと考えています。厚生年金は70歳まで加入できるということですが、配偶者は第3号被保険者のままでしょうか。年金を繰り下げた場合はどうなりますか。【大阪・T生】

A

65歳で喪失し配偶者1号も

 厚年法9条では、適用事業所に使用される70歳未満の者は、厚生年金の被保険者としています。原則、厚生年金の被保険者は、同時に国民年金の第2号被保険者です(国年法7条1項2号)。…

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2020.03.11

端数処理方法が異なる? 基礎年金額と支給額相違

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  • 厚生年金保険法
Q

 令和2年度の年金額が決まりましたが、老齢基礎年金の額等をみると、100円単位の「切りのよい数字」となっています。50円単位で端数処理をしていると思われますが、個人に支払われる年金には「100円未満の端数」もついています。端数について、統一的なルールがあるのでしょうか。【埼玉・M社】

A

個人は1円で四捨五入 フル加入なら切りがよく

 令和元年度の物価・賃金等の参考指標を踏まえ、令和2年度の年金は前年比0.2%引き上げられます。これに伴い、老齢基礎年金の額は78万1700円に改定されます。

 「年金額」と一口にいいますが、個人の口座に支払われるまで複雑な計算プロセスを経ます。端数処理のルールは、段階ごとにどのように定められているのでしょうか。

 年金という名のとおり、最初に決定されるのは、年間の支払額です。…

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2020.02.27

繰上げの仕組みを教えて 60歳代で病気治療中

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  • 厚生年金保険法
Q

 60歳代のパートさんから、相談を受けました。知人から「年金の繰上げ支給が可能」という話を聞いたのだけれど、どういう仕組みかという質問です。最近、体調が悪いため、治療に専念しながら、年金を受けることも考えているようです。どのようにアドバイスすればよいでしょうか。【青森・K社】

A

老齢は65歳以降も減額に 障害基礎の受給できず

 いろいろなケースが考えられますが、本欄では、老齢基礎年金の繰上げ受給に絞ってご説明します。

 老齢基礎年金の支給開始年齢は65歳ですが、請求により前倒しで受給することも可能です(国年法附則9条の2)。

 ただし、繰上げを選択すると、その期間に応じて、受け取る年金が減額されます。減額率は、「0.5%×請求月から65歳到達月の前月までの月数」によって算出します。

 ご質問者は60歳代ですから、…

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2020.02.13

妻が高収入で加給年金は 嘱託再雇用者が65歳に

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  • 厚生年金保険法
Q

 嘱託社員がまもなく65歳に達しますが、引き続き継続雇用する方向で話が進んでいます。各種の労働条件等の説明をするなかで、年金にも触れる予定です。そこで確認ですが、この方の奥さんは理容店を営み、かなりの収入があるようです。そうした場合でも、加給年金額の対象になるのでしょうか。【広島・I社】

A

20年加入したか要確認 個人経営なら経費控除

 老齢厚生年金に上乗せされる配偶者加給年金額は、下記の条件を満たす場合に支給されます(厚年法44条)。

 ① 受給権者の厚生年金の被保険者期間が原則として20年以上ある
 ② 受給権を得た時点(通常は65歳到達時、65歳到達時点で厚年の被保険者期間が20年未満のときは20年到達時)で生計を維持していた65歳未満の配偶者がいる

 ご質問にある嘱託社員がずっとサラリーマン生活を送っていたとすれば、厚年の被保険者期間20年以上の要件は満たすはずです。奥さんが65歳未満だとして、問題になるのは「生計を維持している」といえるか否かです。…

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