人事・労務・安全衛生の労働実務相談Q&A

2019.08.12

障害年金の手続き必要か 既に遺族年金受給中

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  • 厚生年金保険法
Q

 パートさんの中に、夫の遺族年金を受けている方がおられます。この方が、私的な旅行中の事故でケガをされ、障害が残る可能性があります。「すでに遺族年金の権利があるので、(障害が残ったとしても)改めて障害年金の請求をする必要があるのか」と尋ねられましたが、どのように答えるべきでしょうか。【大阪・N社】

A

65歳以降は併給制限緩和 障害基礎と遺族厚年も可

 「1人1年金」が原則ですが、請求をして権利を得るに越したことはありません。それはともかくとして、併給の調整について確認をしておきましょう。

 この方は、現在、夫の遺族厚生年金を受けておられます。今回のケガで、仮に障害等級2級に該当すれば、障害厚生年金と障害基礎年金の受給権を得ます。しかし、…

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2019.07.29

「養育期間特例」は継続か 長子の3歳前に次子出産

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  • 厚生年金保険法
Q

 私は第1子出産の際、会社のアドバイスを受けて、「養育期間の従前標準報酬月額みなし措置(養育期間特例)」の申出をしました。その後、第2子を妊娠し、まもなく産休に入ります。養育期間特例は、引き続き有効という理解でよいのでしょうか。【大分・J子】

A

産休入ると特例終了 新たな申出が可能に

 産休後、育児休業を取得せずに、短時間勤務等で働く女性もおられます。時短分の賃金がカットされたうえに、時間外労働等も制約を受けます。

 標準報酬月額の見直し(厚年法23条の3)があれば、保険料負担は軽減されますが、将来の年金額に影響が及びます。

 しかし、ご質問にある「養育期間特例」(厚年法26条)の申出をすれば(被保険者は事業主を通じて手続き)、不利益を免れることができます。申出者については、現実の標準報酬月額ではなく、…

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2019.07.10

年金全額停止の理由は? 高年齢継続給付を受給中

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  • 厚生年金保険法
Q

 嘱託再雇用で、現在、雇用保険の高年齢雇用継続給付を受けています。62歳になれば年金も支給されると聞いていたのですが、支給調整で全額が止まってしまいました。どういう仕組みになっているのでしょうか。【東京・U生】

A

雇保との間でも調整あり 報酬額低下で起こり得る

 昭和30年4月2日から同32年4月1日の間に生まれた男性は、62歳から報酬比例部分の年金(60歳代前半の老齢厚生年金)が支給されます。

 しかし、就労し、厚生年金の被保険者である場合、年金額の調整があります。調整は、次の2種類です。

① 在職老齢年金の規定による調整(厚年法附則11条)
② 高年齢雇用継続給付との併給調整(同附則11条の6)

 在職老齢の話は、当然、耳にしたことがあるでしょう。本欄では、②の調整についてご説明します。…

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2019.07.09

請求に際し留意点は 繰下げ受給の手続き

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  • 厚生年金保険法
Q

 年金の繰下げ受給について確認したいという相談が相次いでいます。留意点を確認させてください。【三重・K社労士】

A

年金請求書の返送時に注意

 老齢基礎年金および高年法の本則に基づく老齢厚生年金は65歳から支給が始まるところ、65歳で請求せずに、66~70歳の間で申し出た時から支給が開始されるように繰り下げて請求できます(厚年法44条の3、国年法28条)。…

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2019.06.26

どちらも同じDC制度? 簡易型と「イデコプラス」

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  • 厚生年金保険法
Q

 厚生年金基金等に替わる企業年金として、確定拠出年金(DC)の適用が拡大されているところ、中小企業にとっても導入しやすい「簡易型DC」という制度があると聞いています。また最近になって「イデコプラス」というものも耳にするようになり、こちらもDCの一種であると聞きましたが、同じ制度を指しているのでしょうか。【東京・H社】

A

企業型・個人型で異なる 中小企業向けに使いやすく

 確定拠出年金(DC)は、加入者個人やその雇用される企業が掛金を拠出して積み立て、さらに加入者が選択した金融商品を積み立てた掛金で購入し、それを運用して将来の給付額を増やしていくという仕組みの年金制度です。掛金が税制上優遇を受けるなどのメリットもあり、厚生年金基金等に替わって企業年金の主流になりつつありますが、…

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