人事・労務・安全衛生の労働実務相談Q&A

2020.04.29

一方だけ繰上げは可能か 60歳定年退職する女性

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  • 厚生年金保険法
Q

 まもなく60歳定年を迎えます。女性の場合、以前は定年と同時に年金を受給できました。退職した先輩方の中には、老齢基礎年金を繰下げ受給し、金額を増やした人もいます。仮に私も再雇用を選択せず、完全にリタイアしたとします。年金受給まで空白期間が2年ありますが、繰上げを申し出ると、最初の2年間は老齢基礎年金だけ受給する形になるのでしょうか。【山口・K子】

A

厚生年金もセットで受給 基礎年金は5年前倒しに

 60歳台前半の老齢厚生年金(報酬比例部分)ですが、女性の場合、誕生日が昭和33年4月1日以前の人は支給開始年齢が60歳でした。しかし、それ以降の人については、支給開始年齢が段階的に引き上げられています。

 ご質問者は今年60歳になるので、生年月日が昭和35年4月2日~昭和37年4月2日の階層に属します。このグループの支給開始年齢は、62歳です。

 60歳で職業生活から完全リタイアした場合、…

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2020.04.11

65歳からの遺族年金は? 「老齢」が支給対象に

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  • 厚生年金保険法
Q

 元従業員のご遺族の方から、相談を受けました。現在は、ご主人の遺族厚生年金を受給されていますが、まもなく65歳になられるということです。遺族年金と老齢年金の関係を、どのように説明すればよいでしょうか。【山梨・B社】

A

3パターンで最も高い額 60歳代前半に手続きを

 まず、「一人一年金」の原則と例外から確認しましょう。基本的には、老齢厚生年金と老齢基礎年金のように、基礎年金と厚生年金はセットで支給されます。

 一方、障害と遺族のように、支給事由の異なる年金を同時に受けることは、できないのが原則です。ただし、65歳以上の人については、一部、事由の異なる年金の受給も認められています。

 ご質問の方は、…

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2020.04.07

免除期間も反映か 育休中に賞与を支払う

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  • 厚生年金保険法
Q

 4月から育児休業に入った従業員がいます。今月決算賞与を支払いますが、賞与も社会保険料は免除されるのでしょうか。免除された場合、将来の年金給付額への影響はありますか。【岐阜・S社】

A

 育児休業をする被保険者がいる場合、事業主が日本年金機構(事務センターまたは年金事務所)へ育児休業等取得者申出書を提出したときは、育休を開始した日の属する月から終了する日の…

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2020.03.28

夫亡くなり年金どうなる 65歳以上の妻が残され

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  • 厚生年金保険法
Q

 中間管理職から、年金の相談を受けました。70歳代の父親が亡くなり、残された母親と同居するかもしれないということです。「母親は、現在、老齢基礎年金を受給中ですが、父親の分の年金の上乗せがあるのでしょうか」という質問です。年齢が高くても、別段問題ないと思うのですが、いかがでしょうか。【広島・B社】

A

 高年齢者の夫婦(健常者)は、それぞれの老齢基礎年金・厚生年金を主たる収入源とします。しかし、どちらかの年金(通常は夫)が、その大部分を占めます。こうした場合、残された方の生活が不安定になります。

 ですから、当然、遺族年金の請求という問題が生じます。ご質問の中間管理職の方も含め、お子さんはすでに中年に達しているという前提で考えてみましょう。…

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2020.03.16

配偶者は「第3号」か 70歳まで雇用継続

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  • 厚生年金保険法
Q

 雇用年齢を今後、段階的に70歳まで引き上げていきたいと考えています。厚生年金は70歳まで加入できるということですが、配偶者は第3号被保険者のままでしょうか。年金を繰り下げた場合はどうなりますか。【大阪・T生】

A

65歳で喪失し配偶者1号も

 厚年法9条では、適用事業所に使用される70歳未満の者は、厚生年金の被保険者としています。原則、厚生年金の被保険者は、同時に国民年金の第2号被保険者です(国年法7条1項2号)。…

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