人事・労務・安全衛生の労働実務相談Q&A

2019.01.10

受給開始後申出できるか 「年金の繰下げ」が話題に

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  • 厚生年金保険法
Q

 年金の繰下げが、マスメディア等で取り上げられ話題になりました。繰下げの手続きを採ると、ずい分と金額が増えるようです。しかし、私はすでに「60歳代前半の老齢厚生年金」の受給を開始しています。今さら繰下げの申出は認められないのでしょうか。【岐阜・M生】

A

65歳から1年未請求なら 国年・厚年単独申請も可

 法律の本則(厚年法42条)に基づく老齢厚生年金は、65歳に達すると受給権を取得します。しかし、「受給権を取得した日から起算して1年を経過した日」までに年金を請求していなかった人は、支給繰下げの申出ができます(同44条の3)。

 繰下げを選択すると、…

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2018.12.27

一人親方の年金制度は? 社員と同様の就労形態も

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  • 厚生年金保険法
Q

 建設作業の現場などでは、建設会社等に雇用されている作業員の他に、「一人親方」として作業に従事する者もいますが、両者で公的年金の適用が異なることは知っています。実際には仕事の進め方がほとんど同じであったり、傍目から見るとどちらに属するのかよく分からない人もいたりします。どのような作業者にどの公的年金の制度が適用されるのか、基準や目安があったらご教示ください。【千葉・Y社】

A

被用者年金適用の場合も 「労働者性の有無」で判断

 株式会社などの法人に雇用され、常時使用されている労働者に適用される社会保険の制度は、公的年金については原則として厚生年金保険になります(厚年法6条1項2号)。雇用主が個人経営の事業所でも、建設業など所定の業種に該当しており、かつ常時使用している労働者が5人以上いる場合はやはり厚生年金保険が適用されますが、5人未満では事業所が適用事業所とならないため、…

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2018.12.17

年金繰上げで不利益? 減額以外のデメリット

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  • 厚生年金保険法
Q

 定年後の継続雇用の条件を説明している際、年金の支給繰上げの話が出ました。デメリットとして、減額の他にどういったものが考えられるでしょうか。【山梨・L社】

A

障害年金を請求できず

 厚労省「厚生年金保険・国民年金事業年報」(平成28年度)の年度別老齢年金繰上げ・繰下げ受給状況によれば、新規裁定のうち、老齢基礎年金のみの人の繰上げは減少傾向です。繰上げ請求は、老齢厚生年金と同時に行わなければなりません(国年法附則9条の2)。…

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2018.12.11

未納分を補填できるか 基礎年金満額にならず

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  • 厚生年金保険法
Q

 大学院の修士課程を終えて就職したので、20歳から24歳まで年金の保険料を納付していない期間がありました。既に10年以上勤続期間があるのでこのまま定年まで勤めれば年金自体は受け取れると思いますが、20歳代に保険料の未納期間がある分、年金の額が少なくなるのではないかと言われました。この分はカバーできないのでしょうか。【宮城・Y生】

A

65歳以降に経過的加算

 老齢厚生年金は、適用事業所に雇用され被保険者となっている期間が年齢に関係なく金額に反映されます。これに対して国年の老齢基礎年金は、…

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2018.11.27

子が高校卒業で影響は? 亡夫の遺族年金を受給中

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  • 厚生年金保険法
Q

 パートの女性から、相談を受けました。亡くなられた夫の遺族年金を受給していますが、お子さんが来年3月には高校を卒業されます。遺族年金に影響があるのか、ご心配されていますが、どのようにお答えしたらよいでしょうか。【愛媛・K社】

A

遺族基礎年金は原則消滅 中高齢加算の可能性あり

 まず、遺族基礎年金ですが、子供の受給権は「18歳に達した日以後の最初の3月31日が終了したとき(障害等級に該当する状態にあるときを除く)」が挙げられています(国年法40条3項2号)。配偶者の受給権も、「子がすべて失権したとき」、同時に消滅します(同2項)。

 次に、遺族厚生年金ですが、…

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