年休残日数が倍増? 所定労働時間半分に

2012.02.27
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Q

 本人希望に基づき、1日8時間勤務のフルタイム・パートを1日4時間勤務に変更します。現在、年休の残日数が8日あります。本人は、「8時間勤務1日は4時間勤務の2日分に相当するので、残年休数は8日×2=16日になるはず」と主張しますが、法律に照らして正しいのでしょうか。【茨城・S社】

A

時間単位のみ端数調整する

 年休は日単位での取得を原則とし、1日の所定労働時間の長短にかかわらず、原則的に暦日で1日休めば年休の残日数も1日減ります。1日の所定労働時間を短縮する場合も考え方は同じです。お尋ねの方が4時間勤務に変わった後も、年休の残日数は8日で変わりません。

 時間単位年休制を導入している事業場についても、整数の残年休日数は変更後もそのまま引き継がれます。そして時間単位の端数は、所定労働時間の変更前と後の比率に応じて調整します(平21・10・5基発1005第1号)。

 8時間勤務で3時間の残年休時間がある人の場合、3時間(残年休時間数)×4時間(変更後の所定労働時間)÷8時間(変更前)=1.5時間となりますが、時間未満の端数は切り上げて2時間の残年休時間があるとみなします。

※内容は掲載当時のものです。法改正等により内容に変更が生じている場合がございます。

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平成24年2月27日第2862号16面 掲載

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