謝罪せず賠償額へ影響か 飲酒・ひき逃げの加害者

2022.04.28 【交通事故処理】
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Q

 私の息子(小学生)は、通学途上に加害者の運転する自動車に撥ねられ、即死してしまいました。加害者は、酒気帯び運転で速度違反を犯し、歩道を歩いていた子に自車を衝突させました。加害者は、救急車を呼ぶことなく、警察にも連絡することなく逃走し、逮捕後も自車のブレーキが故障していたと主張していて、謝罪も一切しません。加害者の対応は許し難いものと考えますが、損害賠償額には何も影響しないのでしょうか。【埼玉・K生】

A

慰謝料増額事由は限定的 重過失や理不尽な対応なら

 本件のような死亡事故による損害賠償では、死亡による逸失利益(被害者が生涯得られる収入を喪ったことによる財産的損害)と慰謝料(被害者や遺族が受けた精神的苦痛による損害)などが賠償されます。前者は、被害者の現実の収入や平均賃金などを基準として客観的に定められ、加害者側の事情が考慮されることはありません。

 一方、後者の精神的損害の場合は、被害の程度や被害者の年齢、家族構成などさまざまな事情を考慮して…

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    2022年5月1日第2401号 掲載

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