高プロ対象者に罰則? 労使委員会の決議守れず 気付かないうち法抵触も

2019.10.11 【労働基準法】
  • list
  • クリップしました

    クリップを外しました

    これ以上クリップできません

    クリップ数が上限数の100に達しているため、クリップできませんでした。クリップ数を減らしてから再度クリップ願います。

    マイクリップ一覧へ

    申し訳ございません

    クリップの操作を受け付けることができませんでした。しばらく時間をおいてから再度お試し願います。

Q

 上司から、高度プロフェッショナル制度について検討するようにと指示を受けました。導入の要件として、労使委員会で各種の決議が必要になります。当然、法令遵守に努めますが、上司・従業員の理解不足から、気付かないうちに法に抵触するという事態も想定されるところです。こうした場合、どのようなペナルティーが科されることになるのでしょうか。【宮城・F社】

A

効力無効で割増が必要

 まず、罰則についてですが、2つのパターンがあり得ます(令元・7・12基発0712第2号)。

 ① 高プロの法律上の効果消滅に伴い、一般の労働時間制度が適用されるようになった後、労働時間(労基法32条)、割増賃金(37条)の規定に違反する場合

 ② 委員会決議の周知(106条)・保存(109条)に違反する場合

 ②は単純ミスですが、①の「法律上の効果消滅」について詳しく考えてみましょう。たとえば、…

この記事の全文は、労働新聞・安全スタッフの定期購読者様のみご覧いただけます。
▶定期購読のご案内はこちら

労働新聞・安全スタッフ電子版へログイン

労働新聞・安全スタッフ電子版は労働新聞・安全スタッフ購読者専用のサービスです。

詳しくは労働新聞・安全スタッフ電子版のご案内をご覧ください。

令和元年10月14日第3228号16面 掲載

あわせて読みたい

ページトップ
 

ご利用いただけない機能です


ご利用いただけません。