衛生管理

NEW2025.06.13 【衛生管理】

衛生面のケアどうするか 外国人労働者を受入れ

キーワード:
  • 外国人雇用
Q

 当社の工場でも外国人労働者を受け入れることとなり、人事労務として手続きを進めているところですが、安全衛生の面ではどんなことに留意しておくべきでしょうか。【三重・E社】

A

健診後の指導や相談行う 短い会話ではっきり断言

 日本の外国人労働者数は増加しており、令和6年10月現在約230万人に達し、その多くは小規模事業所で就労しています(厚労省「外国人雇用状況」の届出状況)。

 外国人労働者の労働災害は、年千人率が2.77と、全労働者の2.36を上回っています(令和5年 外国人労働者の労働災害発生状況)。製造業や建設業で多く発生しており、「はさまれ・巻き込まれ」が高い割合を占めています。

 外国人労働者の労働災害を防止するためには、…

回答の続きはこちら
2025.05.15 【衛生管理】

熱中症対策でポイントは 気候変動影響か年々暑く

キーワード:
  • 熱中症
Q

 工場や屋外の業務のある会社なので、熱中症対策は以前からしているつもりですが、法令改正があって新たな事業者の義務ができると聞きました。気候変動の影響もあるのか、暑くなるのが年々早くなっているような気もします。どんな対策が必要でしょうか。【青森・A社】

A

暑さに慣れるのは1週間 時間少しずつ延ばしたい

 職場でも例年、熱中症が多数発生しています。職場での熱中症、特に重篤な結果となったものの事例は、多くが早期発見や早期対処ができなかった事例であることから、令和7年4月に安衛則612条の2が追加され、熱中症が生じるおそれのある暑熱下で作業する場合に、事業者に早期発見の体制の整備・周知、重篤化を防止する措置の実施手順の作成・周知が罰則付きで義務化されます(同年6月施行)。

 具体的には、熱中症を生ずるおそれのある作業※を行うときは…

回答の続きはこちら
2025.04.15 【衛生管理】

血圧高い若手どう指導? 通院服薬を自らストップ

キーワード:
  • 健康診断
Q

 社員に健診をしっかり受けてもらい、再検査や治療を受けてもらうように働きかけているのですが、高血圧が指摘されている30代の社員から、「前に医者に行って薬をもらうようになったが、飲んでも治らないので行かなくなった」という話を聞きました。医者には行き続けるように指導しましたが、どうすればいいでしょうか。【滋賀・Z社】

A

「二次性」の検査を推奨 生活習慣でなく病気原因

 高血圧は、それ自体は症状がありませんが、放置すると脳卒中や心筋梗塞など心血管系の致死的な病気の原因となるため、高血圧を知りながら従業員に負荷のかかる業務を行わせるのは、安全配慮の観点からは決してしてはいけないことです。

 若い社員に高血圧が続いているとすると、むろん生活習慣病の一環である可能性もありますが、二次性高血圧を疑う必要があるかも知れません。

 加齢などの理由で進行する動脈硬化をベースに、運動不足や食事(塩分の取り過ぎ)などの生活習慣で助長されるいわゆる「高血圧」は、本態性高血圧症といわれるものですが、…

回答の続きはこちら
2025.04.01 【衛生管理】

不安やストレスどう解消 病気の火種になることも

キーワード:
  • ストレス
Q

 職場で働く従業員らが交わす会話から察するに、最近、不安やストレスを感じる人の数が増えているような気がします。この不安やストレスを解消するための手だてはあるのでしょうか、おうかがいします。【静岡・T社】

A

産業医らへ相談促す 企業外にいる専門家活用を

 人は職場、家庭等で大なり小なり悩みを抱えているものです。人間同士が接触する以上、いろいろな課題が生まれ、特に職場では、監督者と部下、同僚同士のあつれき等、どれをとっても不安とストレスを生むことになります。したがって、従業員は、この関係を常態と思い、個人が持っている能力を働かせて、良好な方向に行くように、努力することになります。

 これらのあつれきを解消するために、次の方法を取ることをお勧めします。…

回答の続きはこちら
2025.03.14 【衛生管理】

開業医とどう連携するか メンタルヘルスは専門外

キーワード:
  • メンタルヘルス
  • 産業医
Q

 長年お付き合いしていた産業医の先生が高齢もあってお辞めになることになり、近隣の開業医に頼んで来てもらったのですが、「メンタルはよく分からんから」とおっしゃって、メンタルヘルスの対応をしていただけないケースが出てきていて大変困っています。何か手立てはあるでしょうか。【福井・K社】

A

マニュアル類を情報提供 主治医とのやり取り依頼

 もともと精神科医や心療内科医ではない医師が、産業医としてのメンタル対応には消極的になるケースは現実には多いと考えられます。また、お尋ねのケースとは違いますが、独自の考え方でメンタル対応を進めるために、会社の人事当局が振り回されてしまうといったケースもあるようです。

 産業医の先生にメンタル対応をお願いする場合というのは、長時間労働面談やストレスチェックの対応などに加え、メンタル休職からの復職支援等がよくあるケースですが、こうした対応には厚労省が示すマニュアル(下記参照)があり、…

回答の続きはこちら
もっと見る もっと見る
ページトップ
 

ご利用いただけない機能です


ご利用いただけません。