『ダイバーシティ経営の意義と実践』の連載記事

2022.12.22 【労働新聞】
【ダイバーシティ経営の意義と実践】最終回 経営トップの役割 先頭立って取組みを 人事部門のみでは不十分/伊岐 典子

リーダーシップ必要に  これまで4回にわたりダイバーシティ経営における課題要素について考察してきた。最終回である今回は、これらの課題への取組みにおける経営トップの役割と、ニューノーマルへの対応について論じてみたい。  これまで課題として述べてきた日本的雇用システムとの調整、すなわちタレントパイプラインの形成や昇進基準の見直し、働き方改革に……[続きを読む]

2022.12.15 【労働新聞】
【ダイバーシティ経営の意義と実践】第11回 職場風土とハラスメント 心理的安全性確保を 女性のキャリアにも影響/伊岐 典子

自由な発言許されるか  ダイバーシティ経営を進めていくうえで課題となる要素の4番目として、職場風土やコミュニケーション、そしてこれらと関係の深いハラスメントの問題を考えてみよう。  第3回でも述べたように、ダイバーシティ経営には、組織の構成員を多様化することだけでなく、一人ひとりの多様な特性を受容・尊重して活かし、その能力を最大限発揮でき……[続きを読む]

2022.12.08 【労働新聞】
【ダイバーシティ経営の意義と実践】第10回 アンコンシャス・バイアス 性別役割意識は残存 思い込みが育成に影響も/伊岐 典子

実態変化に追い付かず  ダイバーシティ経営を進めていくうえで課題となる要素の3番目として、性別役割意識をはじめとする無意識の思い込み、すなわちアンコンシャス・バイアス(Unconscious Bias)の問題を取り上げたい。  性別役割意識は、さまざまな分野での男女平等の達成に障害となり得るものとして、早くからその状況が注目されてきた。た……[続きを読む]

2022.12.01 【労働新聞】
【ダイバーシティ経営の意義と実践】第9回 両立支援策とマミートラック 男性も含めて改革を 半数がキャリア展望なし /伊岐 典子

勤務継続のみで十分か  育児・介護による女性の離職を防ぎ、着実に仕事を継続してキャリアを積み上げられるようにするための両立支援策は、政府の女性労働政策においても、企業のダイバーシティ経営においても、これまで最も力点が置かれてきた分野であるといって良いだろう。しかし、ダイバーシティ経営において、この女性のための両立支援策の充実には留意しなけ……[続きを読む]

2022.11.24 【労働新聞】
【ダイバーシティ経営の意義と実践】第8回 日本的雇用システムとの関係 昇進基準の見直しを 登用時期も柔軟性が必要/伊岐 典子

候補となる女性が不足  前回述べたように、女性活躍推進法の施行により、一定規模以上の企業は女性についてのポジティブアクションを進めるようになってきている。グローバルに関心が寄せられている経営課題としてダイバーシティ&インクルージョン(D&I)を意識する企業も多い。にもかかわらず、日本では先進諸外国と比べ役員や管理職の女性の比率、つまりD&……[続きを読む]

ページトップ
 

ご利用いただけない機能です


ご利用いただけません。