2013年8月配信の連載記事

2013.08.26 【労働新聞】
【人事学望見】第924回 裁判欠席は基本的に負け 原告側の主張を「自白」とみなす

 民事訴訟法第159条は「自白の擬制」を定めたもの。簡単にいえば、民事訴訟で訴えられた場合、放っておくと裁判は負けてしまう。裁判に出席した場合においても、反論しない場合は、相手のいい分を認めたことになるから、いずれにせよ欠席裁判で勝利することはない。第1回目と2回目以降別 中本製作所の小川人事課長は、社長や幹部社員とはからって、総務課課員……[続きを読む]

2013.08.26 【労働新聞】
【事例で知る労働審判制度の実情】第31回 継続雇用制ないと嘱託を雇止め 10カ月分で金銭解決 更新時の所得が基準に/小川 英郎

 本件は、中規模の地域病院で病院事務を20年間にわたって担当してきた労働者が、60歳の定年を迎えて1年間の嘱託契約を結んだものの、その後更新を拒否されたため、労働審判を申し立て金銭解決に至った事案である。病院には再雇用に関する就業規則等の整備はなかったが、慣行として希望者は基本的に65歳まで勤務していた。筆者:ウェール法律事務所 弁護士 ……[続きを読む]

2013.08.26 【労働新聞】
【登壇労組リーダー】今こそ労基法の原則に返れ!!/伊藤 みどり

 95年に女性が中心の労働組合「女性ユニオン東京」を結成し、07年には、全国の女性ユニオンやNGOを軸につくる緩やかなネットワーク「働く女性の全国センター」を結成して現在に至っている。 労組との縁はさらに古いがここでは省略させてもらい、20年以上続けてきた労働相談について触れたい。年に平均300件近くの相談を受けてきたので、優に5000件……[続きを読む]

2013.08.26 【労働新聞】
【データバンク室】「平成25年民間主要企業春季賃上げ要求・妥結状況」ほか

「平成25年民間主要企業春季賃上げ要求・妥結状況」(厚生労働省・A4判・4頁) 資本金10億円以上でかつ従業員1000人以上の労組のある企業の賃上げ結果。平均妥結額は5478円(前年比78円増)、現行ベースに対する賃上げ率は1.80%(同0.02ポイント増)に。平成25年民間主要企業春季賃上げ要求・妥結状況「平成25年度地域別最低賃金額改……[続きを読む]

2013.08.26 【労働新聞】
【実務に活かす!労働判例のていねいな読み方】第8回 「射程距離」から読み取る/藤川 久昭

実務的影響に注意を 試用期間法理などを例に1 はじめに 今回から、射程距離を読み取る方法について説明する。射程距離とは、簡単にいえば、その判決・裁判例の持つ影響(実務的・理論的)のことである。したがって、実務に活かすための読み方として、射程距離を読み取る作業は、不可欠なものだといってよい。実は、この作業は色々な方法を用いて行うので、最後に……[続きを読む]

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