【人事の小窓 ちょっと道草】大競争時代の賃金制度/泉田 和洋

2013.12.09 【労働新聞】

 20世紀末から21世紀初頭にかけ、人事処遇制度のうちの「賃金制度」に大きな変化が起こり始めた。それは、「年功型賃金制度から成果主義型賃金制度への移行」であった。

 理由は、90年代半ば頃から顕著になってきた、経済・市場のボーダレス化・グローバル化による大競争時代の到来により、従来の商売の仕方では利益を得にくくなったことに起因する。言い換えれば、それまでの「モノ(製品、商品、サービス)」の値段(売値)は「原価に利益を上乗せして決める」ことができたが、大競争時代に入ると創造性、ユニーク性に富んだモノ、ブランド力の高いモノ以外のモノの値段は「まず売値ありき」で、その売値から、原価を差し引いて利益が残らないモノについては、市場からの撤退を余儀なくされる事態が生じてきたわけである。…

筆者:㈱コンポーズ・ユニ 代表取締役社長 泉田 和洋

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掲載 : 労働新聞 平成25年12月9日第2948号5面

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