【実務に活かす!労働判例のていねいな読み方】第37回 実際に差戻審判決を読む(1)/藤川 久昭

2014.04.14 【労働新聞】

差戻し手続の概要 瑞鳳小事件差戻審素材に

1 差戻しとは

 今回から、最高裁判決の差戻審判決を読んでいく。まず差戻しについて簡単に説明する。

 民事訴訟上の差戻しとは、上告裁判所が、当該上告に理由があると認めて原判決を破棄し、原裁判所に裁判を行わせるために、当該事件を差し戻すことをいう(民訴法325条)。原判決の確定した事実だけで原判決に代わる裁判をできる場合などは、上告審でも自判しなければならない(同326条)。これを破棄自判という。しかし、裁判できない場合は、上告審では事実審理が行えないので、差戻しが原則となる。…

筆者:青山学院大学法学部 教授 ㈱DeNA 監査役 弁護士 藤川 久昭

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掲載 : 労働新聞 平成26年4月14日第2964号11面

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