【実務に活かす!労働判例のていねいな読み方】第15回 当事者の主張から学ぶ(2)/藤川 久昭

2013.10.21 【労働新聞】

就業規則への取込み 法的ルールの誕生も促す

1 前回の続き

 前回は、安全配慮義務違反に基づく損害賠償請求の事案において、使用者側が主張した「労働者の自己健康管理義務」を取り上げた。この義務は、これまで判例・労働法の教科書などで、ほとんど取り上げられてこなかった(管見する限りではあるが)。したがって、新しい論点を発見できるという点で、私たちは学べるのである。

 しかし、使用者側の主張は裁判所において、結局認められていない。このことから、いくら新しい論点を発見しても意味があるのか、と考える方もいらっしゃるだろう。しかしそうではない。…

筆者:青山学院大学法学部 教授 ㈱DeNA 監査役 弁護士 藤川 久昭

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掲載 : 労働新聞 平成25年10月21日第2941号11面

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