【実務に活かす!労働判例のていねいな読み方】第21回 調査官解説から読み取る(2)/藤川 久昭

2013.12.02 【労働新聞】

射程距離が明確に 減額事由に関する判断

1 射程距離の読み取り

 本連載では、以前、判例・裁判例の読み方の1つとして、「射程距離」の読み取りについて取り上げた。射程距離とは、簡単にいえば、当該判決の法的ルールがどのような事案に及ぶのか、影響を与えるのか、ということである。この射程距離の読み取りは必ずしも簡単ではないが、判例・裁判例の意義を考える上で不可欠な作業である。そして、最高裁判決で、調査官解説が存在する場合、射程距離について言及していることが多い。今回は、以前連載で取り上げた電通事件最高裁判決と同調査官解説(八木一洋『最高裁判所判例解説民事編平成12年度』346頁)を素材にして、「損害賠償額の減額」という論点に関する法的判断について、射程距離を読み取ることとする。…

筆者:青山学院大学法学部 教授 ㈱DeNA 監査役 弁護士 藤川 久昭

この記事の全文は、読者専用サイトにてご覧いただけます。
読者専用サイトへログイン 読者専用サイトへはこちらからログインしてください。
※読者専用サイトは、定期刊行物(労働新聞または安全スタッフ)の購読者専用のサイトです。詳細・利用方法は、読者専用サイトのご案内をご覧ください。
掲載 : 労働新聞 平成25年12月2日第2947号11面

あわせて読みたい

ページトップ