高血圧の自覚促す 運送業向けセミナー開催 神奈川産保センター

2023.08.04 【労働新聞 ニュース】
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 神奈川産業保健総合支援センター(渡辺哲所長)は、自動車運転者を使用する事業者向けに、健康起因事故と労働災害防止に向けたウェブセミナーを開いた。高血圧症が重症化すると、運転中にくも膜下出血などを発症する危険性があると指摘。重症化を防ぐ教育の方法を解説した。

 高血圧症はめだった自覚症状がないまま進行するため、症状のチェックリストを活用し、自社のドライバーに確認するよう促した。「首に痛みを感じる」「早朝に頭痛や、後頭部に強い痛みを感じる」など、16項目を設けている。同センター産業保健相談員の中尾誠利医師(=写真中央)は、「とくに首の痛みや頭痛は高血圧症の可能性が高いため、すぐに受診勧奨を」と強調した。

令和5年8月14日第3412号4面 掲載

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