荷主団体へ改善要請 繊維素材運送の残業長く 福井労働局・運輸支局

2023.03.01 【労働新聞 ニュース】
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 福井労働局(田原孝明局長)と、中部運輸局福井運輸支局(伊藤政信支局長)は連名で、福井県経営者協会などの荷主団体に対し、荷待ち時間・荷役作業の改善に向けて文書で協力を要請した。

 要請に当たり、運送会社の時間外労働に関する自主点検結果をまとめたリーフレットを作成。荷主都合による荷待ちの影響で残業時間が伸びたと回答した企業のうち、発荷主都合で1時間以上の荷待ちが発生した割合は71.1%、着荷主都合では69.3%だった。残業時間が長い運転者を積荷別でみると、反物などの繊維素材を含む「軽工業品」が16.7%でめだっている。反物は、段ボールのようにパレットに乗せてフォークリフトで積み込めず、専用のかごから手作業で荷台に運ぶため、時間が掛かるという。

 今後、荷主が集まる説明会などでリーフレットを配布し、改善を促していく。

令和5年2月27日第3390号4面 掲載

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