【国土を脅かす地震と噴火】49 北丹後地震㊤ 残雪で家屋の倒壊が拡大/伊藤 和明

2019.02.21 【労働新聞】
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全壊が1万3000戸に上る
イラスト 吉川 泰生

 1927年(昭和2年)3月7日の午後6時27分、京都府の北部、丹後半島の付け根に当たる部分を震源として大地震が発生、2925人の死者を出す大災害となった。前年の12月25日に大正天皇が崩御し、元号が昭和に変わってからわずか2カ月あまりに起きたこの大地震は、「北丹後地震」と名付けられている。

 当時はまだ、4年前に起きた関東大震災の後遺症が、日本経済に重くのしかかっている最中であった。そのうえ、北丹後地震から8日後の3月15日には、金融大恐慌の引き金となった東京渡辺銀行の取付け騒ぎが発生している。まさに、昭和の激動期を予感させるような大震災であった。…

筆者:NPO法人 防災情報機構 会長 元・NHK解説委員 伊藤 和明

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平成31年2月25日第3198号7面 掲載

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