【一歩進んだ社労士活用 人を大切にする働き方改革へ】最終回 変化するもの・変わらぬ要素 働き方改革は経営課題 法改正対応に留まらない/大西 健造

2017.12.25 【労働新聞】
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職場づくりを通じ事業を健全に発達

 最終回を迎える今回、23回の総括をしつつ、わが国の企業と労務管理が今後どのように進化していくかを展望しながら、これから経営者の皆様がどのように社労士を活用するかについてまとめていきたい。

 まず、今日の働き方改革に至るまでの日本の労働の変遷を振り返ろう。わが国社会は、戦後復興期から高度経済成長期を経て、昭和40年代に世界第2位の経済大国へ発展を遂げた。終身雇用、年功賃金、企業内労働組合を三種の神器とする日本的労務慣行によって世界を席巻し、社会全体が右肩上がりの好況に湧いた。多くの経営者が企業を興し、中小企業における適切な労務管理と適正な労働社会保険への加入などに対するニーズが高まった。昭和43年、労務管理と労働社会保険を専門とする世界にも類をみない国家資格者の制度として、社労士の制度が創設された。

 その後、バブル経済期、平成不況期へと時代が変遷する。グローバル化が進行し企業間の競争が激化する一方、労働に対する価値観は変容し多様を極めるようになった。…

著者:全国社会保険労務士会連合会 会長 大西 健造

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平成29年12月25日第3142号6面 掲載

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