【落語家柳家小満ん ちょっと一席風流噺】第39回 阿武松

2016.12.12 【労働新聞】

 <古の志賀にも負けぬ阿武の松>

 初代横綱は明石志賀之助で、阿武松(おうのまつ)は第六代目の横綱であるが、この川柳では景勝の地も誇っているのである。志賀は琵琶湖南西岸の呼称で、天智天皇が遷都をして大津の宮といった処だ。平忠度が都落ちの時に藤原俊成に託した和歌でも有名な地名である。

 <ささ波や志賀の都は荒れにしを昔ながらの山桜かな>

 阿武松の名は長州毛利家のお抱え力士になった時に、長州萩の景勝地「阿武の松原」に因んで付けられた四股名である。…

筆者:落語家 柳家小満ん

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掲載 : 労働新聞 平成28年12月12日第3092号7面

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