【落語家柳家小満ん ちょっと一席風流噺】第19回 五月雨

2016.06.27 【労働新聞】

 五月雨を集めて早し最上川(芭蕉)

 この句を切っ掛けに、松尾芭蕉の初五の五月雨句を拾ってみたら13句あった。この句の初案は大石田での歌仙の発句「五月雨を集めて涼し最上川」という挨拶句であったが、数日後に船で下った時の体験から「涼し」を「早し」に推敲している。『奥の細道』には「最上川は陸奥より出て、山形を水上とす。碁点・隼などと云ふ恐ろしき難所有り。板敷山の北を流れ、果ては酒田の海に入る。左右山覆ひ、茂みの中に船を下す。…

筆者:落語家 柳家小満ん

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掲載 : 労働新聞 平成28年6月27日第3070号7面

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