【落語家柳家小満ん ちょっと一席風流噺】第12回 ぶん廻し

2016.04.25 【労働新聞】

 <急ぐぶん廻し茶碗へ墨を塗り>

 ぶん廻しはコンパスのことで、江戸の図説百科事典『和漢三才図会』では、根発子(コンハッス)とも記されている。ぶん廻しの漢字は「打廻」である。ぶん廻しと定規があれば様ざまな幾何学文様が割り出せるのだが、適当な円には茶碗の縁を使うという手もあり、あたしも色紙に「桜に鵬月」の絵を画(か)いた時に、この手を使ったことがある。

 <大黒の好きな大根のぶん廻し>…

筆者:落語家 柳家小満ん

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掲載 : 労働新聞 平成28年4月25日第3062号7面

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