【落語家柳家小満ん ちょっと一席風流噺】第35回 素人鰻

2016.11.14 【労働新聞】

 鰻の養殖は明治12年に始まっているそうだが、当時はまだ天然鰻が充分に捕れていたろうから大した量ではあるまい。昭和40年代までの養殖鰻は天然鰻の味をめざして、露地池で日をいっぱに受けて育てたようだが、鰓腎炎という病気が流行って養殖鰻が壊滅的な打撃を受けたという。そこから始まったのがビニールハウスを使った養殖で、ボイラーの加熱で水温を上げるという促成養殖に走ったために、一般的に味の質が大分落ちたというが、加温をしない真撃な業者もあるので、鰻屋さんとしてはその辺の見極めが肝心と云えるだろう。…

筆者:落語家 柳家小満ん

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掲載 : 労働新聞 平成28年11月14日第3088号7面

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