【組織の内部成長を促す目標設定】第6回 プロセス目標の条件 集中できる単純さを エネルギーの分散防ぐ/菊谷 寛之

2015.08.10 【労働新聞】
  • list
  • クリップしました

    クリップを外しました

    これ以上クリップできません

    クリップ数が上限数の100に達しているため、クリップできませんでした。クリップ数を減らしてから再度クリップ願います。

    マイクリップ一覧へ

    申し訳ございません

    クリップの操作を受け付けることができませんでした。しばらく時間をおいてから再度お試し願います。

切実さが行動強化する

 適切な成果目標は、人の欲求を吸い上げ、動機と行動の質を高める効果がある。やりたいことについて目標が定まると、人は環境からの学習意欲が高まり、有益な情報に対して鋭敏なアンテナが立つようになる。

 前回の就職の例でいうと、漠然と「なるべく良い会社に就職したい」と考えるよりも、高難度であっても、自分の夢である「建築家になるためにX設計事務所に入る」ことを目標にする方が実践的なのである。そのために学力を伸ばしたい、しっかり勉強したいという切実な動機が行動を強化するからだ。

 成果目標への動機が高まれば、その実現のプロセスや手段に対しても、自ずと当事者意識が沸き上がる。限られた資源の制約の中で、その人の能力、エネルギーをフル動員して最大限の成果を上げようという「目標志向行動」(第4回)が強まる。…

筆者:㈱プライムコンサルタント 代表 菊谷 寛之

この記事の全文は、労働新聞の定期購読者様のみご覧いただけます。
▶定期購読のご案内はこちら

労働新聞電子版へログイン

労働新聞電子版は労働新聞購読者専用のサービスです。

詳しくは労働新聞・安全スタッフ電子版のご案内をご覧ください。

平成27年8月10日第3028号13面 掲載
  • 広告
  • 広告

あわせて読みたい

ページトップ
 

ご利用いただけない機能です


ご利用いただけません。