『組織の内部成長を促す目標設定』の連載記事

2015.12.28 【労働新聞】
【組織の内部成長を促す目標設定】最終回 より良い目標管理のために 自律的な行動力開発 全体支える内発的意欲を/菊谷 寛之

仕組みつくり方向付け 前回は、企業の組織で成果を上げるための勘どころを、7つのステップで説明した。 別表は、7つのステップがそれぞれ何を対象に、どんなアクションをとり、何をゴールとするかを整理したものである。 出発点は、企業の存在理由あるいは社会に対する貢献の意思表明として、①ビジョンを示すことである。そこでは社会にあって顧客を創造し、企……[続きを読む]

2015.12.21 【労働新聞】
【組織の内部成長を促す目標設定】第23回 経営目標への参画と貢献(2) 物語として戦略共有 組織支える真の担い手へ/菊谷 寛之

本質的な顧客価値示す 別表は、前回紹介した「企業の組織で成果を上げる仕組み」の再掲である。縦軸はドラッカーの説に基づくマネジメントの実行段階を、横軸は事業において人が組織とかかわりながら行動・満足に向かう次元の違いを表している(個々の内容は前回の説明を参照してもらいたい)。 右上の①ビジョンから左下の⑦振返りと探究までのボックスは、企業の……[続きを読む]

2015.12.14 【労働新聞】
【組織の内部成長を促す目標設定】第22回 経営目標への参画と貢献(1) 戦略から育成まで マネジメントは5段階で/菊谷 寛之

企業の目的は一つだけ 最後の3回は、企業の目的と目標への参画というテーマについて考えてみたい。 企業の目的に関しては、ドラッカーの有名な定義がある。 「企業は社会の機関であり、その目的は社会にある。企業の目的として有効な定義は一つしかない。すなわち顧客の創造である」(『現代の経営』)。 一方、『ザ・ゴール』の著者エリヤフ・ゴールドラットは……[続きを読む]

2015.12.07 【労働新聞】
【組織の内部成長を促す目標設定】第21回 マネジメントの役割 将来見通し人育てる 成長への投資が不可欠/菊谷 寛之

全体の成果に責任負う 前にも触れたが、私たちは組織で仕事をするとき、二重の意味でリーダーシップを発揮しなければならない。 第1に、仕事を通して顧客やパートナー、上司、部下など相手の成果を実現するためには、相手を含めた状況に有形・無形の働きかけを行い、影響力を行使しなければならない。その意味では、自覚するかしないかは別として、チームで働く全……[続きを読む]

2015.11.23 【労働新聞】
【組織の内部成長を促す目標設定】第20回 成果上げるチームづくり 満足の意味を共有 常に「仕事の価値」確認し/菊谷 寛之

計画・目標が求心力に 別表は、複数の構成員がチームで協働しながら、外部の相手に効果的に仕事をする流れを整理したものである。 外部の相手とは、企業の場合は顧客や取引先、仕事のパートナーなどのほか、仕事の成果を提供する後工程も含まれる(トヨタ生産方式に「後工程はお客様」という有名な標語がある)。 別表の右の縦軸は、チームのビジョンからスタート……[続きを読む]

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