【組織の内部成長を促す目標設定】第13回 期待に基づく動機付け 新たな行動の活力に 成長と満足が意欲育む/菊谷 寛之

2015.10.05 【労働新聞】

創造的なフロー状態

 連載第10回で触れた「有能感」にも関係するが、自分の知識やスキル、ツールを上手に使って能力を発揮し、仕事がはかどるのは、気持ちの良いものだ。

 「乗ってくる」となぜか仕事は面白くなる。仕事の対象と心身が一体になり、集中力が最高に高まると、一種の没我状態に「ハマる」ことさえ少なくない。まるで、自分自身が仕事のリズムと一体になったように時間がゆっくりと流れ、自然に能力が湧いてくるような幸福な境地になる。疲労感はほとんど感じない。

 誰かにマインド・コントロールされたり、アルコールや薬物に頼ったりするのでなく、極めて健康な状態としてこのような心理や体感が起きる。

 この心身の集中を伴う創造的な領域に入り込んだときの心理状態を、ミハイル・チクセントミハイという心理学者は、「フロー」と呼んだ。…

筆者:㈱プライムコンサルタント 代表 菊谷 寛之

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掲載 : 労働新聞 平成27年10月5日第3035号13面

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