【社員がなじむ組織へ オンボーディング実践術】第10回 “適応エージェント”の割当て” サポート役を指名 期待する効果別に選定/尾形 真実哉

2023.03.16 【労働新聞】
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中途を他部門とつなぐ

 個人の組織への適応をサポートする重要な他者を「適応エージェント」と呼ぶ。新しい環境に参加した個人が、独力で組織になじもうとすることは困難を伴う。とくに、社内の人脈も信頼関係も築けていない中途入社者にとって、適応エージェントが公式に割り当てられることは有意義である。

 私は以前ある企業で、適応エージェントの質的な違いについて、中途入社者と、新卒入社で長く働いている既存社員の場合で比較分析した。その結果

、それぞれ異なる性質を持っていることが分かった(別表1)。

 当該組織に長く所属している既存社員の適応エージェントはの所属先は、同一部門だけではなく他部門にも及ぶ。影響力のある役職者が担っていることが多く、ほぼ毎日顔を合わせるなど、質の良さが窺える。

 一方で中途入社者の場合は、…

筆者:甲南大学 経営学部 教授 尾形 真実哉

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令和5年3月20日第3393号11面 掲載

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