【社員がなじむ組織へ オンボーディング実践術】第15回 テレワーク環境下での新入社員育成 職場の一体感醸成を 他部署と接する機会提供/尾形 真実哉

2023.04.20 【労働新聞】
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働き方の根底覆す転換

 新型コロナウイルスは、我われの生活に多くの変化をもたらした。仕事生活も例外ではなく、とくに我われの「働き方」は大きく変わった。具体的にいうと、今までのように「1つの場所で、みんなで」働くのではなく、「バラバラの場所で、1人で」働くようになった。これは働き方の根底を覆す、大きな変化だ。この変化は、テレワークの普及により生じたものである。今後、テレワークは働き方のスタンダードになるであろう。そこで今回は、大手の日本企業3社(通信業、人材業、IT業)のコロナ禍で入社した新入社員518人に対して実施した質問票調査の結果から、新入社員育成に関するテレワークの疑問点について考えたい。

 まず1つ目の疑問は、「テレワークは良質な仕事経験を提供できるのか」という点である。テレワークは、誰ともコミュニケーションを取らず、与えられた仕事に1人でコツコツと取り組むため、新入社員にやりがいや成長感が得られるような良質な仕事経験を与えられないように思えてしまう。

 しかしながら、別表1の結果からは、予想に反し、テレワークは働きやすく、楽しく、新入社員を満足させていることが理解できる。…

筆者:甲南大学 経営学部 教授 尾形 真実哉

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令和5年4月24日第3398号11面 掲載

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