【社員がなじむ組織へ オンボーディング実践術】最終回 施策を実施する前に 先輩の姿みて離職も 既存社員への働きかけを/尾形 真実哉

2023.06.22 【労働新聞】
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管理職を憧れの役職に

 これまで22回にわたって、新卒入社者や中途入社者を上手く組織になじませるための施策であるオンボーディングについて論じてきた。具体的には、組織への適応課題や、必要なサポート施策、テレワークの問題点や育成上手の教え方と育て方、人事部の役割などである。最終回の今回は、実際に施策を実施する前に目を向けなければならない重要な観点を示したい。

 新卒入社者に成長を促し、中途入社者に高いパフォーマンスを早急に発揮させるためには、彼らを上手く組織になじませる必要がある。そのためには、彼らにどのような働きかけをするのが効果的なのか。そう考える人事部は多い。しかしながら私は、オンボーディングの要諦は、新しく組織に参加してくる対象者への働きかけよりも、環境への働きかけにあると考えている。

 では、その「環境」とは何か。大きく2つある。1つ目は…

筆者:甲南大学 経営学部 教授 尾形 真実哉

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令和5年6月26日第3406号11面 掲載

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