【日本に馴染む職務型人事賃金制度】第17回 欠かせない4つのテーマ(4) 絶対評価で見極めを 適所適材は特性把握から/柴田 彰

2020.04.30 【労働新聞】
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ポスト別に要件定める

 今回は、職務型人事賃金制度を日本企業に馴染ませる上での4つの重要テーマ(①経営陣の理解と関与、②人事部門の能力、③組織設計のガバナンス、④人材の絶対評価)の最後、「④人材の絶対評価」について解説する。

 職務型制度においては、人材を絶対的に評価することが欠かせない要素となる。それは職務型制度が、各ポストに最も適した人材を社内外から探し出して配置するという、適所適材の人事を標榜するものだからだ。適所適材を実現するには、それぞれのポストで必要な能力や資質を明らかにして、それらを有している人材を見付けなければならない。その上で、人材の絶対評価が極めて重要になる。つまり、人事評価を絶対基準で行うということだ。

 ここで着目すべきなのは、“絶対評価”という点である。これまで日本企業では、人事評価に相対評価が用いられることが多かった。…

筆者:コーン・フェリー・ジャパン㈱ シニア クライアント パートナー 柴田 彰

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令和2年5月11日第3256号13面 掲載

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