【一歩進んだトラブル予防法】第15回 試用期間の有効活用法 注意・指導が前提 本採用サポートの視点で/大浦 綾子

2015.04.27 【労働新聞】

中途採用者の試用期間について

 「試用期間」というのは、採用に当たって、6カ月などの一定の期間を定め、その期間中の勤務態度や能力、技能等の適格性をみて本採用するか否かを決する制度のことで、中途採用者についても設けることができます。

 中途採用者については、職歴に裏付けられた能力・経験に期待をして、当初から高い賃金を設定しているケースも多いため、その期待レベルに達しているのかを見極めるために試用期間を設ける必要性は高いといえます。

 実際にも、中途採用者に試用期間が適用される制度となっている企業は多いですが、これを活かせていないケースも散見されます。

本採用拒否は解雇である

 よくあるケースの一つは、試用期間の満了直前になって「期待外れだったので、本採用を拒否したい」とご相談に来られるものの、筆者から「どのような点で期待に満たないのか」と尋ねると、具体的なエピソードが何も出てこないというものです。…

筆者:野口&パートナーズ法律事務所 弁護士 大浦 綾子

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掲載 : 労働新聞 平成27年4月27日第3014号11面

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