【一歩進んだトラブル予防法】第14回 人事考課に不満がある従業員は多い 〝主観〟入らぬ配慮を 制度は使いこなせてこそ/野口 大

2015.04.20 【労働新聞】

 人事考課によって、賞与の額や昇給に格差を付けている会社は多くあります。仕事のできる有能な従業員を正当に評価し、待遇面で優遇することは企業経営として当然だと思います。

 ただ、人事考課制度について不満を持っている従業員は多く、「評価は恣意的だ」「上司の当たり外れが大きい。厳しい上司だと不利だ」「上司が個人的に気に入るかどうかだけで判断されている」といった不満を耳にすることは多くあります。

 平成27年3月3日付日本経済新聞にも「人事評価に『不満』4割」との記事が掲載されましたが、同新聞社らが実施した人事評価に関する意識調査の結果によれば、人事評価への不満理由として「評価基準が明確でない」「評価者の好き嫌いで評価される」「評価者が直属の上司だけで一面的」「評価者が自分の仕事ぶりを把握していない」という項目が上位を占めていました。

評価に関するトラブル

 単に不満に思うだけではなく、実際に裁判にまで発展しているケースもあります。裁判例を2つ紹介します。…

筆者:野口&パートナーズ法律事務所 弁護士 野口 大

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掲載 : 労働新聞 平成27年4月20日第3013号11面

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