【組織の内部成長を促す目標設定】第10回 「有能感」追求と成長目標 成果を最大の満足に 根源的欲求と結び付け/菊谷 寛之

2015.09.14 【労働新聞】

人は能力の発揮求める

 心理学者のR・W・ホワイトによれば、人間の行動力の源泉の一つは、持てる能力を発揮する有能感(コンピテンス)や、自分にもできるという自己効力感を求める動機だという。

 人間には本来、自分が持つ潜在能力を様ざまに外界に働きかけ、環境・対象と効果的な相互作用を実現したいという根源的な欲求がある。

 たとえば赤ちゃんが泣いたり、ぐずったりして母親のスキンシップや授乳をねだるとか、声を上げたり手足をばたつかせて何かを表現したときに大人が喜んだりすると、赤ちゃんの有能感や自己効力感がよく育つという。

 知恵がつき始めた幼児が、いろんな品物をいじったり投げたりして大人をはらはらさせるのも、何ができるかを一つひとつ経験しながら、できることとできないことを学んでいるのである。…

筆者:㈱プライムコンサルタント 代表 菊谷 寛之

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掲載 : 労働新聞 平成27年9月14日第3032号13面

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