【組織の内部成長を促す目標設定】第14回 リーダーとフォロワー① 自ら変革を主導 まず相手の成果実現から/菊谷 寛之
2015.10.12
【労働新聞】
仕事には2つの目標が
これまで、人はなぜ目標に取り組むのか、どのようにして自分の目標を決めるのかという、個人の内発的な目標設定について解説してきた。
今回から、少し視点を変えて、人間同士の関係と仕事の中で、目標がどのような働きをするのかを考えていきたい。
人は、他人とのかかわりの中で仕事をするとき、目標をどのように決めていけば良いのだろうか。
また、組織のどのような目標が、人の仕事への意欲を高める誘因となるのだろうか。
一番基本的な点から再確認すると、意識するかしないかは別として、人は何か自身の内発的な目標に取り組んで仕事をするとき、自律的に行動する「当事者」になる。
内発的な目標とは、連載第9回で説明したような、たとえば生活の安定や組織への帰属、社会的な承認、自身の成長や成果の実感などである。これを仮に目標Xとしよう(別図)。…
筆者:㈱プライムコンサルタント 代表 菊谷 寛之
この記事の全文は、労働新聞の定期購読者様のみご覧いただけます。
▶定期購読のご案内はこちら
この連載を見る:
平成27年10月12日第3036号13面 掲載