【同一労働同一賃金対応 基本給に切り込む! 職務分析・職務評価】第11回 企業事例② 雇用区分明確化が課題 活用方針見直しも同時に/橋岡 雅典

2023.09.14 【労働新聞】
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パートがフルタイム

 前回は飲食店の事例を紹介したが、今回は製造業の事例を取り上げる。職務分析・職務評価実施に当たり、ポイントになる点を中心に解説したい。なお、今回も企業情報の関係上、詳細な数字や内容について加工していることをあらかじめお知らせする。

 D社は従業員数77人の食品製造業で、60人が製造部門、17人がバックオフィス部門で働く。製造部門の人員の内訳は、正社員18人、期間の定めのあるパート42人となっている。職務分析・職務評価の対象は、人数が最も多く、正社員とパートが混在する製造部門を選定した。さらに社員タイプを詳しくヒアリングをすると、次のことが分かった。「パート」として処遇されている労働者のうち、正社員よりも短い時間で働く者は20人しかおらず、残りの22人は正社員と同じ、フルタイムの勤務体系で働いていたのだ。

 読者の皆さまのなかには違和感を抱いた人もいるかもしれない。「パートなのにフルタイムとは?」と。しかし、とくに中小企業では、…

筆者:はしおか社会保険労務士事務所 社会保険労務士 橋岡 雅典

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令和5年9月18日第3417号11面 掲載

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