【産業カウンセリングの現場から】第142回 「明日への扉」が開く瞬間に出会う

2017.07.27 【安全スタッフ】
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 純白の雪を頂いた立山連峰に抱かれ、北陸道をひた走る。向かうは、まだ見ぬクライアントが待つS社である。毎月1回社員のカウンセリング面談にうかがってもう3年になる。遠慮がちなノックの音がして、ドアが開く。目の前の椅子に腰かけたのは、透き通るような白い肌をした若い女性社員だった。「カウンセラーの尾山です。よろしくお願いします。ところで、あなたの問題はどのようなことなのですか?」単刀直入に投げかけてみる。「私は旧家の跡取り娘として、祖父母に厳しくしつけられました。『常に家の名を汚さないよう、責任ある行動を執りなさい』と言われ続けて育ちました。試験は、満点が当たりまえ、一時たりとも気を緩めることは許されませんでした。…

執筆:コスモ生涯学習アカデミー主宰 産業カウンセラー
キャリアコンサルタント 交流分析士准教授 尾山 敦子

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平成29年8月1日 第2287号 掲載

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