行動災害防止 製造業や建設業対象にセミナー 笠岡労基署
2025.07.18
【労働新聞 ニュース】
岡山・笠岡労働基準監督署(妹尾直紀署長)は、製造業、建設業、運輸交通業の3業種を対象に行動災害防止セミナーを開催した。製造業の優良事例として、JFEスチール㈱西日本製鉄所(倉敷地区)安全健康室の乍智之氏が登壇。自社で行っている体操を実演しながら解説した(写真)。
たとえば四股の姿勢をとるストレッチは、股関節を柔らかくし、転倒防止に効果があるとした。つま先と膝の方向を合わせるなど、正しい姿勢のコツも紹介している。
管内では、製造業など工業系の業種で行動災害が多発している。製造業では、令和6年の1年間に発生した災害のうち、約4割が行動災害によるものだった。建設業でも約2割を占めている。
令和7年7月28日第3506号4面 掲載