グローバル共通で「業績のみ」に 第一三共・賞与
2025.05.28
【労働新聞 ニュース】
第一三共㈱(東京都中央区、奥澤宏幸代表取締役社長兼CEO)は、海外子会社を含めたグループ全体で人事制度の共通化を図る。国内および欧米の拠点では、すでに新たな等級体系、報酬制度に移行しており、来年度からアジア、中南米各社にも適用する。
報酬制度については、年収に占める基本給の比率を高めた。グローバル共通の業績賞与変動ルールを採り入れるため、来年度から年2回の夏冬型を年1回夏季のみに改定する。
一方、昇格に用いる滞留年数の要件は撤廃した。従来、管理職層に到達する年齢は最速で40歳だったが、30歳代前半に早めている。評価制度は、先行して昨年度に改定済み。社員の能力成長を後押しする目的で、目標管理のなかで各人にストレッチ目標を掲げさせている。今後、職務記述書も作成していく。
令和7年5月26日第3498号3面 掲載