【ドキュメント!中小企業奮闘記―成果あがる経営・組織改善とは―】最終回 組織学習と人材活用が未来を開く ループ構造で現状把握 “遅れ”踏まえて変革進める/菊谷 寛之

2012.06.25 【労働新聞】
  • TL
  • ツイート
  • シェア
  • クリップしました

    クリップを外しました

    これ以上クリップできません

    クリップ数が上限数の100に達しているため、クリップできませんでした。クリップ数を減らしてから再度クリップ願います。

    マイクリップ一覧へ

    申し訳ございません

    クリップの操作を受け付けることができませんでした。しばらく時間をおいてから再度お試し願います。

  • コメント

自己強化型に限界あり

 本連載で取り上げた数々の事例からも分かるように、組織で起きる多くの「問題」は、会社というシステムの中で相互につながり合っている。それらは状況に対する人々の学習や適応によって、起こるべくして起きる。これを克服するには、新たな学習と適応を起こすしかない。

 前回は、一人ひとりの「働き」の質を深めることが、このような問題の全体的なつながりを理解し、状況を変革する重要な糸口になることに触れた。日本企業が得意とする、現場改善や生産性向上の取組みが効果を発揮するのも、そこに働きの質を高める組織的な学習のメカニズムが働くからである。

 問題のつながりを理解し、対処方法や見通しを共有するもうひとつの重要な糸口は、「システム」というものの基本的な特性を理解することである。システムとは、目的・ゴールを達成するために協力して働く従属関係のネットワークのことである。

 アリ塚は種の存続という終わりのないゴールをめざした自然界のシステムである。会社も顧客に価値を提供し、経済的成果をあげ、事業を存続するという終わりのないゴールをめざした社会的なシステムである。

 このように自然界や人間の営み、物事や現象を相互に関連し合った全体としてとらえる見方が「システム思考」だ。システム思考は、世界を単なる部分の集合ととらえるのではなく、システムを支える個々の働きの相互依存関係ととらえる。…

筆者:㈱プライムコンサルタント(www.primec.co.jp) 代表 菊谷 寛之

この記事の全文は、労働新聞電子版会員様のみご覧いただけます。

労働新聞電子版へログイン

労働新聞電子版は労働新聞購読者専用のサービスです。

詳しくは労働新聞・安全スタッフ電子版のご案内をご覧ください。

平成24年6月25日第2878号13面 掲載

あわせて読みたい

ページトップ