【ドキュメント!中小企業奮闘記―成果あがる経営・組織改善とは―】第11回 事業のコンセプトと戦略ストーリー 共感呼ぶビジョン示す 「誰に・何を・なぜ」を明確に/菊谷 寛之

2012.03.26 【労働新聞】
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3段階の意思決定踏む

 新聞販売業N社(160人)の「事業再編プロジェクト」は、昨年6月から約半年をかけて新事業の基本構想を練っていった。

 そのなかで、徐々に浮かび上がってきた重要な前提が2つある。プロジェクトではこれを「基本的な出発点」と呼んだ。

 1つは、既存事業の弱体化を招いた反省から、社会・市場が真に必要とする、人間の本性に根差したニーズに力強く応える理想企業のモデルに近づくこと。そのためにも現在の顧客基盤をフル活用し、地域に喜ばれる新事業を立ち上げる必要がある。

 もう1つは、競争相手に真似されにくいN社独自の強みを発揮して市場競争に勝ち残り、「持続的な利益創出」を果たすこと。N社のような中小企業が従業員を安定的に雇用し、前向きな投資を続け、生き残っていくうえで、これは絶対外せない要件と考えたのである。

 一般的に事業の立上げや拡大、変更、廃棄を進めるには3段階の組織的な意思決定のプロセスを踏む必要がある。…

筆者:㈱プライムコンサルタント( www.primec.co.jp) 代表 菊谷 寛之

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平成24年3月26日第2866号13面 掲載

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