【今週の注目資料】ものづくり産業における技能継承の現状と課題(JILPT)

2019.07.11 【労働新聞】
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「正確な作業の技」を重視

 調査では、従業員数30人以上の5867社から回答を得た(有効回収率29.3%)。

 継承する必要のある知識・スキルを尋ねると(複数回答)、最多は「正確・精緻に作業できる技」68.6%だった。「トラブルや突発的なことが起きた時に対応できる力」65.8%、「加工・作業方法を応用するなど創意工夫できる力」61.5%が続く。

 新人が一通り仕事をこなせる技能者になるまでの期間を聞くと、3~5年未満が最多で47.7%。5~10年未満28.5%、3年未満17.0%が次いでいる。

 人材育成の取組み内容については、多い順に、「計画にそって進めるOJT」61.0%、「作業標準書や作業手順書の作成・活用」58.1%、「資格や技能検定などの取得の推奨」48.5%となった。企業規模別にみると、計画にそって進めるOJTでは、50~99人が60.4%、300人以上が84.5%である。小集団活動やQCサークルの奨励は、同順で、16.3%、46.3%と30ポイントの差があった。

ものづくり産業における技能継承の現状と課題(JILPT)

この連載を見る:
令和元年7月15日第3217号4面 掲載

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