【今週の注目資料】中小企業の海外進出に対する意識調査(商工中金)

2018.06.14 【労働新聞】
  • list
  • クリップしました

    クリップを外しました

    これ以上クリップできません

    クリップ数が上限数の100に達しているため、クリップできませんでした。クリップ数を減らしてから再度クリップ願います。

    マイクリップ一覧へ

    申し訳ございません

    クリップの操作を受け付けることができませんでした。しばらく時間をおいてから再度お試し願います。

2割が人材不足で諦める

 海外進出の実績と今後の予定について聞くと、11.3%が「進出実績あり」、72.9%が「進出実績なく、今後の予定もない」と回答した。「進出実績はないが、今後進出予定」は2.3%、「進出実績はあったが、現在は撤退」は2.6%である。

 進出実績あり、今後進出予定、現在撤退のいずれかの回答をした企業に対し、進出した理由を尋ねると(複数回答)、最多は「海外市場の拡大が今後期待できる」52.7%だった。以下、「安い人件費等を活用したコストダウン」33.5%、「今後日本市場が縮小すると見込まれる」25.1%と続く。コストダウンの回答を属性別にみると、進出実績あり37.3%、今後進出予定10.6%、現在撤退28.3%で、以前よりコストダウン重視の進出が減少している傾向がみられる。

 海外進出を行わない企業について、理由をみると、「現状程度の国内需要で事業継続が可能」62.3%が最多だった。「海外事業立ち上げのための人材が不足」20.1%、「国内での雇用維持を優先したい」19.7%が次いだ。

 調査では、取引先中小企業4393社から回答を得た(回収率43.2%)。

中小企業の海外進出に対する意識調査

この連載を見る:
平成30年6月18日第3165号4面 掲載

あわせて読みたい

ページトップ
 

ご利用いただけない機能です


ご利用いただけません。