【働き方改革につながる!精神障害者雇用】第8回 パーソナリティ障害 病気か否か問わない 理解と承認が人事の基本/小島 健一

2017.11.28 【労働新聞】

人格の問題にあらず

 この連載を始めるに当たり、避けてとおれないテーマがあると感じていた。「パーソナリティ障害」である。障害者雇用の求人に応募する人の中に、自分はパーソナリティ障害だと申告する人はほとんどいないだろう。パーソナリティ障害に対する否定的なイメージは根強い。

 10年ほど前まで、一般雇用の社員の問題行動として相談を受ける中でパーソナリティ障害が疑われる事例がかなり多くみられた。職場で激しい怒りを爆発させて同僚に暴言を吐いたり、白か黒かの二元論で会社を批判して無理な要求を続けたり、尊敬して親しくしていた上司を突然敵視して攻撃するようになったり、過量服薬やアルコール依存、リストカットなどの自傷行為に及ぶ、などといった事例である。

 当時は「人格障害」とか「ボーダー」とか呼ばれ、ちょっとしたブームが始まっていた。…

筆者:鳥飼総合法律事務所 弁護士 小島 健一

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掲載 : 労働新聞 平成29年11月27日第3138号13面

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