【落語家柳家小満ん ちょっと一席風流噺】第37回 野見宿禰

2016.11.28 【労働新聞】

 <跳ねる手は野見の宿禰(すくね)が取り始め>

 この川柳の面白さは「野見」と「蚤」の掛け詞だが、相撲の元祖は出雲の野見宿禰と、大和の当麻蹴速(たいまのけはや)の両者による相撲ということになっているので、その辺から話を進めてみよう。

 第11代垂仁天皇の時代といえば、西暦320~330年頃で、先帝の時に出雲が大和に譲歩して国家統一がなって間もない頃である。大和の豪族に当麻蹴速という筋骨隆々たる大男がいて、剛の者を呼んでは格闘をして力自慢をしていた。…

筆者:落語家 柳家小満ん

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掲載 : 労働新聞 平成28年11月28日第3090号7面

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