【イラストで学ぶリスクアセスメント】第154回 作業構台出入口での災害

2017.09.12 【安全スタッフ】
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◆リスク低減措置◆(イラストB)

安全な状態として、(1)作業台を昇降設備とする場合は、上下・両側をフックなどで固定、(2)作業構台上から床面までは1.8mなので、作業台は両側手すり付きとする。できれば、「タラップ昇降階段(両側手すり付きで、傾斜角30度~38度に設置〔*6〕)」を推奨します。
  〔*6〕JIS規格で推奨する「階段の推奨角は30度~38度」。
安全な行動として、(3)作業者は、ヘッドランプ付き保護帽を着用、(4)傾斜角45度以上の昇降設備なので、「ハンズフリーで昇降」。工具箱は、テルハ・ロープなどでつり揚げ・つり降ろす。
安全な管理として、(5)「種々の昇降設備の傾斜角範囲」(弊社刊『製造現場等におけるイラストで学ぶリスクアセスメント(第1集)』を参照)の違いを認識する。

<リスク基準>
 設備の対策を重視すれば、①滅多にないので「1点」、②可能性がある「2点」、③災害の重篤度は軽傷「3点」となります。
<リスクレベル評価>
 リスクポイントは「1+2+3=6点」なので、リスクレベル「Ⅱ」となります。

執筆:中野労働安全コンサルタント事務所 所長 中災防安全衛生エキスパート 中野 洋一

平成29年9月15日第2290号 掲載

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