【一歩進んだトラブル予防法】第3回 残業時間の切捨て処理 記録は1分単位で 筋の通った経営姿勢を/野口 大

2015.01.26 【労働新聞】
  • list
  • クリップしました

    クリップを外しました

    これ以上クリップできません

    クリップ数が上限数の100に達しているため、クリップできませんでした。クリップ数を減らしてから再度クリップ願います。

    マイクリップ一覧へ

    申し訳ございません

    クリップの操作を受け付けることができませんでした。しばらく時間をおいてから再度お試し願います。

 残業時間・残業代については、非常に紛争の発生しやすい分野です。

 その原因は、現在の労働時間法制が「1分でも多く働いた方が多くの労働力を提供して会社に貢献したはずである」という考え方を前提にしているところ、現在の会社では、このような考え方が当てはまらない労働形態が多く存在するためです。

 従って、本来は労働時間法制の大幅な緩和が早急に望まれるところですが、残念ながらそれは現段階では立法論と言わざるを得ません。トラブルを避けるためには、いかなる職場でも現行法に従った労働時間管理をせざるを得ません。

問題となる例

 法定労働時間を超える労働時間については、現行法を前提とすれば、使用者が1分単位で法定時間外労働の時間を把握して、その時間に対して割増賃金を支払うことが必要で、次のような取扱いをしていると、問題が生じます。…

筆者:野口&パートナーズ法律事務所 弁護士 野口 大

この記事の全文は、労働新聞の定期購読者様のみご覧いただけます。
▶定期購読のご案内はこちら

労働新聞電子版へログイン

労働新聞電子版は労働新聞購読者専用のサービスです。

詳しくは労働新聞・安全スタッフ電子版のご案内をご覧ください。

この連載を見る:
平成27年1月26日第3002号11面 掲載

あわせて読みたい

ページトップ
 

ご利用いただけない機能です


ご利用いただけません。