【「当たり前」を問い直す! “制約社員”基準の雇用管理】第14回 管理職の役割 多忙化を看過しない マネジメント業務に注力/鬼丸 朋子

2023.12.07 【労働新聞】
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プレーヤーでの貢献も求められ

 「標準モデル」に基づく処遇のあり方を変えていこうとするとき、変化を職場に浸透・定着させていく具体的な取組みは各職場の管理職を中心に進められるが、近年、管理職の多忙化が著しい。管理職が忙しい原因の1つとして、彼ら・彼女らの多くがプレイングマネージャーとして働いていることが挙げられる。プレーヤーとして日常的な職場の業務を担当しながら、マネージャーとして部署・部門の方針を定めて部下に仕事を割り当て、育成・指導するなどの業務も同時に担っているのである。

 日本企業ではプレイングマネージャーの割合が高めであることが知られている。たとえば、産業能率大学総合研究所がHR総研と共同で行った「管理職の実態に関するアンケート調査」(調査対象:日本企業の人事・教育部門の担当者)によれば、プレーヤーとマネージャーの役割が分離されており、マネジメント業務に注力できているかという問いに対して「あてはまる」と回答した割合はわずか2.1%に留まっている。

 プレイングマネージャーは、自身がプレーヤーとして企業に貢献するだけでなく、マネージャーとして…

筆者:中央大学経済学部 教授 鬼丸 朋子

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令和5年12月11日第3428号13面 掲載

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