【男性育休推進で再考する 労働者の自律的なキャリア形成】第7回 質的側面の改善 取らせる「だけ」は悪手 家庭での戦力化も支援を/諏訪 康雄

2023.09.14 【労働新聞】
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「仕事か家族か」の葛藤

 1988年、日本プロ野球で2年連続三冠王など多くの記録を残したランディ・バース選手(阪神タイガース)はシーズンの最中、水頭症や脳腫瘍の疑いで手術する子に付き添うため、かなりの期間の帰国を望んだ。結局、球団側からの契約解除に至るが、「仕事優先か家族責任か」の葛藤は当時、世間を大いににぎわせた。仕事優先を求める声も高かった。

 育児休業の事例ではなかった。けれども、幼児期のみで子育て期間が終わるわけではないだけに、仕事生活と家族生活の間の調整という、避けて通ることのできない継続する課題を改めて世に問うた。日本に育児休業法が成立する3年前のことだった。…

筆者:法政大学 名誉教授
認定NPO法人 キャリア権推進ネットワーク 理事長 諏訪 康雄

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令和5年9月18日第3417号6面 掲載

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