【実務に活かす!労働判例のていねいな読み方】第36回 実際に最高裁判決を読む(5)/藤川 久昭

2014.04.07 【労働新聞】

上告理由の論理検討 結局は要保護性が重要

8 上告理由について(続き)

 上告理由を3つの部分に分けて、説明をしてきた。今回は、その1の⑤から解説する。

 (5)上告理由のその1部分⑤

 最後に、「4被侵害利益の不確定」という主張である。要するに、「民法709条の規定によれば、不法行為の成立には、「権利又は法律上保護される利益」が侵害されることが必要である」が、「原判決は、この被侵害利益が何であるかを明確に判示して」おらず、「「消極的な抵抗」…というのも何を指すのか」明らかにしていないという主張である。…

筆者:青山学院大学法学部 教授 ㈱DeNA 監査役 弁護士 藤川 久昭

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掲載 : 労働新聞 平成26年4月7日第2963号11面

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