【実務に活かす!労働判例のていねいな読み方】第4回 「要件」満たす「事実」を読み取ろう!(2)/藤川 久昭

2013.07.22 【労働新聞】

抽象的要件に注意 具体的な項目洗い出す

1 前回のまとめと今回

 前回は、「要件」にはあいまいなものが多く、それを満たす「具体的」「事実」を読み取ることが重要であることを説明した上で、実際にある裁判例を用いて、どのように「具体的事実」を抜き出すか、説明した。そして、要件が満たされるという評価を基礎付ける事実と、そのような評価を覆す事実という、2種類に分けて検討すべきことも理解できた。

 今回は、55歳以上の従業員に対する労働条件の不利益変更の事案であるみちのく銀行事件最高裁判決(最一小判平成12年9月7日、民集54巻7号2075頁)を素材にする。…

筆者:青山学院大学法学部 教授 ㈱DeNA 監査役 弁護士 藤川 久昭

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掲載 : 労働新聞 平成25年7月22日第2930号11面

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