【もう恐れない!テレワーク実務】第12回 オンライン研修の事例 営業社員の商談視聴 昼礼導入し交流心掛ける/村田 瑞枝
2021.03.25
【労働新聞】
ロールプレイ実施も
最初の緊急事態宣言から1年が過ぎた。2020年度の新入社員は、集合研修ができなかっただけでなくOJTもままならず、在宅勤務というよりほぼ在宅待機となってしまったという話は珍しくない。そんな中、筆者はオンライン商談ツールを扱うナレッジスイート㈱の営業社員、新村美登里さんと出会った。雑談のなかで、新入社員の立ち上げに何の支障もなかったという話を聞いたので、早速インタビューを申し込み、たくさんの示唆をもらった。
まず、営業部の新入社員の育成は、実際に商談をしている動画の視聴から始まる。そもそも現在は営業活動がすべてオンラインなので、研修用に改めて録画を作成する必要はない。1週間ほど様ざまなパターンの動画をみたら、次はロールプレイを行う。新村さんが客に扮し、質問を投げ掛けていく。1セッション1時間程度で、前半はロールプレイ、後半はフィードバックを行う。
3週間で本番可能に
フィードバックでは、トークの修正のほか、…
筆者:一般社団法人 日本テレワーク協会 事務局長 村田 瑞枝
この記事の全文は、労働新聞の定期購読者様のみご覧いただけます。
▶定期購読のご案内はこちら
この連載を見る:
令和3年4月5日第3299号10面 掲載