【努力義務化!70歳までの就業確保 新しい高齢者雇用】第11回 50歳代に求められる役割 後進に知識・経験伝授 自分で気づくよう促す/藤村 博之

2021.03.18 【労働新聞】
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すべてを教えるのはNG

 前回、50歳到達者の研修について紹介したが、50歳代に求められる役割を考えてもらうことを述べた。今回は、そこで参加者から出てきた意見を紹介したい。60歳以降も第一線で活躍し続けるには、50歳代をどう過ごすかが大切だからである。

 ・部下・後輩の育成

 50歳代に求められる役割の第一は、部下・後輩の育成である。約30年にわたって蓄えてきた知識・経験を後進に伝え、部下・後輩がより良い仕事ができるように指導する。先輩たちから教えてもらったことを後輩に引き継いでいくことが自分たちの役割であるという意見が至るところで聞かれた。

 では、部下・後輩をどのように育成すれば良いかという点が問題になる。筆者が懇意にしている会社の人材育成の方針は「教えない教育」である。一見矛盾しているようだが、最初からすべてを教えることはしないという意味である。まずは、当人に考えさせる。自分で考えた上で何らかの答えを引き出してきたとき、それを受けとめて次の段階に導くのである。

 最初からすべてを教えてしまうと、あまり良い結果にはならない。私たちは、試行錯誤の末に自分で気づいたことは忘れないが、他の人から教えてもらったことは忘れてしまう。50歳到達者研修を最初に行った化学企業で次のような話をしてくれた参加者がいた。…

筆者:法政大学大学院 イノベーション・ マネジメント研究科 教授 藤村 博之

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令和3年3月22日第3298号6面 掲載

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