1人10万円を支給 初任給や若年層賃上げで 山口県

2024.05.22 【労働新聞 ニュース】
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 山口県は、県内中小企業の若手人材の確保・定着を支援するため、初任給引上げや35歳未満の正規社員に賃上げを実施した中小企業に対する奨励金事業を開始した。基本給として支払う月額賃金を、定期昇給分を除いて3%以上引き上げた場合、1人当たり10万円を支給する。事業開始の背景について、「物価高騰に賃金上昇が追い付いていないほか、隣接する福岡県や広島県などへの人口流出も問題として抱えている」(同県担当者)としている。

 対象となるのは、今年4月1日~来年2月28日までの期間において、基本給の月額を、定期昇給分を除いて前月分から3%以上引き上げた事業所。初任給の場合は、…

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令和6年5月20日第3449号4面 掲載

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