【特集1】画像解析で労働災害抑止 人工知能が転倒の危険に警告 ヒューマンエラー防ぐ技術を研究/中部電力

2022.03.10 【安全スタッフ 特集】
  • list
  • クリップしました

    クリップを外しました

    これ以上クリップできません

    クリップ数が上限数の100に達しているため、クリップできませんでした。クリップ数を減らしてから再度クリップ願います。

    マイクリップ一覧へ

    申し訳ございません

    クリップの操作を受け付けることができませんでした。しばらく時間をおいてから再度お試し願います。

 中部電力㈱は、ヒューマンエラーによる不安全行動やうっかりミスが事故につながらないよう、人工知能(AI)による画像解析や情報通信技術を活用した労働災害抑止策の研究開発に取り組んでいる。画像解析技術による注意喚起システムは、階段を昇降する人の姿勢を検出し、不安全行動に対して自動で注意を促す。AIを使った物体検出では、放射線管理区域での保護具着け忘れを防ぐダブルチェックに活用している。拡張現実(AR)で現場業務をサポートする技術にも注目。3つの研究事例によるヒューマンエラー防止策を紹介する。

画像解析による注意喚起システム 危険な階段昇降を自動検知

日常で経験するヒヤリに着目

 画像解析技術の進展により、カメラで撮影した画像から特定の物体を検出したり、人間の骨格や顔の向きを推定して行動を解析できるようになった。再生可能エネルギー事業や原子力事業などを行う中部電力では、こうした技術を産業現場の安全対策にも活用し、ヒューマンエラーが原因で発生する労働災害を未然に防ぐ仕組みの研究を進めている。

 そのひとつが、階段昇降時の姿勢検知による注意喚起システム。社内で起こったヒヤリハットを分析すると階段で転びそうになった事例が多く、誰もが日常的に往来する場所で行動解析をすることで不安全行動を抑止するシステムの実現を目指した。

「階段飛ばし」「よそ見」に音声で警告

 注意喚起システムは、階段の踊り場に設置したカメラで人の動きを撮影し、解析用AIの入ったパソコンで不安全行動を判定、結果を返すもの(図1)。

 映像の解析開始前に、映像に映る段差位置(写真1:①段差に引いた横線)と手すりの領域(②点線部)、人を検知する領域(③多角形部分)を設定しておき、…

この記事の全文は、安全スタッフの定期購読者様のみご覧いただけます。
▶定期購読のご案内はこちら

安全スタッフ電子版へログイン

安全スタッフ電子版は安全スタッフ購読者専用のサービスです。

詳しくは労働新聞・安全スタッフ電子版のご案内をご覧ください。

2022年3月15日第2398号 掲載
  • 広告
  • 広告

あわせて読みたい

ページトップ
 

ご利用いただけない機能です


ご利用いただけません。